開発秘話(PartⅠ)

今日は、500Aで使っている胸部電極について・・・ちょっと耳に挟んだこぼれ話を紹介します。
はじめて社長がPC-ECGに出会ったのは3年前の中国医療機器展示会。
そこでさっそく商品のサンプルを購入。

胸部電極を手に取って・・・びっくり。
「この電極・・・錆びてるじゃないか!」

電極を毎日ピカピカに磨いていた昔の記憶を思い出した社長は、黒くてツヤのない電極を錆びていると勘違い。中国の担当者に苦情まで。
ところがある日、ユーザー様から驚きの言葉が。

「この電極、安定がいいねえ。」
なんと、錆びている電極の評判が良かったのです。

塩化銀の電極

左端が500Aの電極

実はこの黒くてツヤのない電極は『塩化銀メッキ』。
通常に使われている銀色に光った電極は『洋白メッキ』とは違う素材。
見た目が悪くても使用感が良かったのは塩化銀メッキだったのです。
1年もそのことを知らずに中国の担当者に苦情を言っていた社長は「知らなかった・・・」と自己嫌悪。
こんなに中国の技術が進んでいたなんて!と知識不足を痛感したそうです。

コストは洋白メッキよりかかるかもしれませんが、やはりいいものを使いたいですよね。
500Aの胸部電極のついての開発秘話でした。

竹内 仁史 の紹介

三栄メディシス株式会社 代表取締役社長
カテゴリー: PC-ECGの全貌, 電極パーツについて パーマリンク

開発秘話(PartⅠ) への4件のフィードバック

  1. 市丸 雄平 のコメント:

    この、心電図計で12誘導で、ある程度長い時間の記録とデータの保存が可能でしょうか。(具体的には、運動負荷時の記録が可能ですか)。また、データはそのような形で記録され、その情報をディジタル的に解析することは可能でしょうか。お教えください。

    • 竹内 仁史 のコメント:

      自動解析時は10秒間の心電波形を取り込み、解析します。 手動時は任意の時間の心電波形を保存します。 取り込む時間が長いと、デジタルデータとして保存をするファイルサイズは大きくなります。
      社内では5時間程記録試験を行いましたが問題ありませんでした。
      途中でハングアップしない為の動作試験が目的でしたけど。
      12誘導分の波形(電位)を数値化してバイナリデータとして保存をしています。
      必要であればそのデータを読み込み、任意の箇所を表示または必要な数値データとして再現することは可能です。 しかし、まだそのソフトウェアは開発していません。
      どのような情報をご希望なのか、お教えいただくととてもうれしいです。

  2. 中山敏夫 のコメント:

    Webで見て大変興味を覚えました。当院ではモニター心電図装置を使っておりますが、一般の診療所では準備できない所が殆どだと聞いております。発作性上室頻拍症や一過性心房粗細動などで,発作停止を確認する時などで,この心電計計が役に立つと思いますが如何でしょうか。簡易型の心電図モニターとして。その場合の質問が2つあります。一つは、胸部誘導を外しても動作しますでしょうか。心電計の中には,チョッピングを使い12誘導をデジタル化しているものがあり、電極を継がないと入力アンプがオーバースケールで、継いである誘導まで,影響を受けるものが多くあるものですから.さらに入力インピーダンスは貼り付け電極を使っても充分なものでしょうか。二つ目は,心電図モニターとして使用する場合は,一般の検査室(心電図室)と別な所で(たとえば、処置室等)使用しますが、アンプだけ使い回しして,使えますでしょうか。全てをノートパソコンで行えばよろしいことかもしれませんが。

    • 小山 創 のコメント:

      コメントありがとうございます。

      モニター心電図として使用可能だと思います。
      但し、モニターとして使用する場合は心電図検査としての保険請求は出来ません。
      弊社では、検証で5時間程度は正常に心電図波形を表示することが出来ました。(それ以上の検証は行っておりません)

      また、胸部の電極を外して四肢のみで心電図を表示させることも可能です。
      但し、心拍数を表示させるには、四肢と胸部の一つを(例えばV1)を付ける必要があります。
      四肢の4つと、胸部電極を1つ(これは四肢に胸部電極を付けてもOKです)付ければ、心拍数を表示することが可能です。
      但し、この場合、自動解析は行いません。

      入力インピーダンスに関してですが、もちろん貼り付け電極(銀塩化銀)を使用すれば安定した波形を取ることができます。
      貼り付け電極を使用するには、別売りのクリップが必要です。
      弊社の心電計の電極は、塩化銀の電極を使用しておりますので、付属の四肢電極を使用してもかなり安定した波形を取ることができると思います。

      最後のご質問ですが、心電図アンプだけの移動で使用が可能です。
      ソフトのノートパソコンへのインストールは、何台でも行うことができます。
      但し、ソフトの起動にはセキュリティーキーが必要ですので、心電図アンプとセキュリティーキーを持ち運べば使用して頂くことができます。

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